F1第17戦ブラジルグランプリ決勝まとめ

フェルナンド・アロンソ



正直このドライバーに関しては自分的にはあまりいい印象は持ってない、というかあまり印象に残らないと言った方が正確かもしれない。接近戦バトルで前へ前へって感じでなくて、いつの間にか前の方で走っていてペース配分やポイント計算しながらムリをしない走行、そして一旦トップに立つとそのまま逃げ切るのが非常に上手いドライバーって印象があるからだ。そういう意味では好み好まざるに拘らず、現代F1ドライバーの正しい姿と言えよう。そしてそのマシンを最後まで持たせる確実でやさしい走りって意味ではこういうドライバーならばチームの受けはいいだろうし間違いなく現代F1ではトップクラスのドライバーと言える。そして今年はフェラーリ(M・シューマッハ)の思わぬ不振やライコネンの激しい追い上げ、モントーヤの復活などがあったりもしたが、とにかく総てがアロンソにとってプラスに働いた年、今年勝つべくして勝ったドライバー、フェルナンド・アロンソ。ここブラジルの地にて今年度の総合優勝を決めた。史上最年少のタイトル獲得(24歳)ということで年々ドライバーの平均年齢が下がっているのが気になっているのですが(こちらも年齢が上がる一方ですけれど)喜び方が実に爽やかで若さを爆発させて憎めないので、とりあえずおめでとう、と言っておきたい。



1. 10 J-P.モントーヤ マクラーレン メルセデス M 1h29'20"574 205.439 Km/h

2. 9 K.ライコネン マクラーレン メルセデス M + 0'02"527 205.342 Km/h

3. 5 F.アロンソ ルノー M + 0'24"840 204.492 Km/h

4. 1 M.シューマッハ フェラーリ B + 0'35"668 204.081 Km/h

5. 6 G.フィジケラ ルノー M + 0'40"218 203.909 Km/h

6. 2 R.バリチェロ フェラーリ B + 1'09"173 202.822 Km/h

7. 3 J.バトン B・A・R Honda M 1 lap(s)

8. 17 R.シューマッハ トヨタ M 1 lap(s)

9. 15 C.クリエン レッドブル コスワース M 1 lap(s)

10. 4 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 1 lap(s)

11. 12 F.マッサ ザウバー ペトロナス M 1 lap(s)

12. 11 J.ビルヌーブ ザウバー ペトロナス M 1 lap(s)

13. 16 J.トゥルーリ トヨタ M 2 lap(s)

14. 21 C.アルバース ミナルディ コスワース B 2 lap(s)

15. 19 N.カーティケヤン ジョーダン トヨタ B 3 lap(s)

16. 18 T.モンテイロ ジョーダン トヨタ B 16 lap(s)

17. 7 M.ウェバー ウィリアムズ BMW M 26 lap(s)

18. 20 R.ドーンボス ミナルディ コスワース B 37 lap(s)

19. 8 A.ピッツォニア ウィリアムズ BMW M 71 lap(s)

20. 14 D.クルサード レッドブル コスワース M 71 lap(s)



レース展開自体はスタート直後の1コーナーで恒例の混乱があった程度で終始ピットストップ頼みの展開。佐藤琢磨は一時6位まで上昇するが結局10位でフィニッシュ。モントーヤライコネンの終盤1-2の位置関係も注目されたがアロンソが3位で安定のためポイント的にあまり意味がなかったのか露骨なオーダーもせず(マクラーレンは伝統的にチームオーダーはしない。というか現在はルールで禁止。)そのままフィニッシュ。1位モントーヤ。2位ライコネン、そして3位にアロンソ。総合優勝を決める。