F1第16戦ベルギーグランプリ決勝まとめ

今シーズン初のウエットコンディションでスタートとなったベルギースパ・フランコルシャン。全車ウエット用タイヤを履いてのレースは11周目に今まで果敢に攻めて順位を上げていたフィジケラがオールージュでクラッシュ、セーフティカー導入によりレースが動き始める。ウエットかドライか、路面状況とタイヤに翻弄されたグランプリとなった。ウエットからドライに交換する際には給油はOKなんですね、久々に活気のあるタイヤマンの姿が見られて、ちょっと懐かしかったな。



佐藤琢磨はレース再開直後の13周目に1コーナーでミハエルに追突してしまうという大チョンボ。両者リタイヤ、ミハエルに頭をポカリと叩かれる(笑)琢磨は次戦ブラジルでは決勝10位降格のペナルティが課せられる。



1位を走行していたモントーヤ、残り4周という所で周回遅れのピッツォニアと接触、リタイヤとなってしまう。つくづくついてないマクラーレン、1-2フィニッシュも夢でないと思われただけに惜しい。優勝はライコネンアロンソ2位、バトン3位で終了。アロンソのタイトルは比較的有利のまま次戦以降に持ち越し。次戦ブラジルで5ポイント以上獲得すれば、日本、中国とノーポイントでも同点となり、アロンソが依然有利な展開でシーズン最終決戦を迎える。



1. 9 K.ライコネン マクラーレン メルセデス M 1h30'01"295 204.580 Km/h

2. 5 F.アロンソ ルノー M + 0'28"394 203.510 Km/h

3. 3 J.バトン B・A・R Honda M + 0'32"077 203.372 Km/h

4. 7 M.ウェバー ウィリアムズ BMW M + 1'09"167 201.994 Km/h

5. 2 R.バリチェロ フェラーリ B + 1'18"136 201.663 Km/h

6. 11 J.ビルヌーブ ザウバー ペトロナス M + 1'27"435 201.321 Km/h

7. 17 R.シューマッハ トヨタ M + 1'27"574 201.316 Km/h

8. 18 T.モンテイロ ジョーダン トヨタ B 1 lap(s)

9. 15 C.クリエン レッドブル コスワース M 1 lap(s)

10. 12 F.マッサ ザウバー ペトロナス M 1 lap(s)

11. 19 N.カーティケヤン ジョーダン トヨタ B 1 lap(s)

12. 21 C.アルバース ミナルディ コスワース B 2 lap(s)

13. 20 R.ドーンボス ミナルディ コスワース B 3 lap(s)

14. 10 J-P.モントーヤ マクラーレン メルセデス M 4 lap(s)

15. 8 A.ピッツォニア ウィリアムズ BMW M 5 lap(s)

16. 16 J.トゥルーリ トヨタ M 10 lap(s)

17. 14 D.クルサード レッドブル コスワース M 26 lap(s)

18. 1 M.シューマッハ フェラーリ B 31 lap(s)

19. 4 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 31 lap(s)

20. 6 G.フィジケラ ルノー M 34 lap(s)



ミナルディ・チームがレッドブルにより買収されることにより、これで80年代後半から90年代にかけて設立、しぶとく頑張っていたプライベーターの3チーム、ジョーダン(来期はミッドランド)、ザウバー(BMWにより買収)、そしてミナルディの名前が来年は消える事となる(レッドブルUSAとなる予定だが現時点ではチーム名称は不明としている)。特に古くからF1に親しんで来た方にとってはミナルディの名前が消えるのは非常に淋しい事だと思う。近年では万年テールエンダーだが、そのプライベーターならではの雰囲気に隠れたファンも多いと聞く。そういうチームがF1から無くなるのは本当に惜しい事だ。