がんばれ 日本 男子 佐藤琢磨 BAR ホンダ ファイト!?

あの佐藤琢磨3位表彰台に湧いたF1アメリカグランプリからはや2週間、F1フランスグランプリ決勝。BARホンダ佐藤琢磨選手は予選7番手からのスタート(それほど悪いタイムでもなかったのだが)。そして決勝レースでは残念ながら16周目にまたもやエンジンブローでリタイヤとなった。ここ4戦で3回もエンジンブローとは、こうも琢磨車ばかりにトラブルが付いて回るのはどうした事だろうか。琢磨のドライビングそのものを疑うような声もあるのは事実なのだが、実はエンジンには優しい走りをしていると言われる琢磨。となると疑うべきはメカニックやシャシー性能そのものを疑いたくなる。もしくはチームは公にはしていないが琢磨車にはエンジン性能そのものを極限までに高めた実験的なエンジンが提供されている、との見方も出来る。バトン車の方には適当な早さを持った安定志向なエンジンを、という訳。あくまでも今までの話は予想でしかない訳で根拠も何も無いのだが。これは被害妄想でしかない訳だがナンバ−1ナンバ−2待遇の差なのかな、という気持ちもしてくる。昨今のF1、こういう差を付けてしまうのはコンストラクターズを争っている立場からしてもあまりよくない傾向なのでは?と思われる。今年のフェラーリの安定した早さは揺るぎようの無いものだが、BARホンダ、2台そろって安定してポイントを取ってくれていれば今頃せめてフェラーリにポイントで肉薄出来ていただろうと思うとちょっと、いや、かなりもったいない気分。
さて、フランスグランプリ。正直退屈で眠くなった。時速300km/hの大名行列を2時間延々眺めている気分とはこういうこと。ピットストップでしか順位の変動が無くオーバーテイクもほとんど見られない。例年名シーンが生まれるアデレードヘアピンにしても今回ではほとんどそういうオーバーテイクシーンも見られずじまい。クラッシュやリタイアする車もほとんどなし(今回リタイアしたのはその佐藤琢磨ミナルディのバウムガルトナーの2台だけ)。1年間で18戦もの長いF1シーズン、たまにはこういう退屈なレースに遭遇する事もままある。
しかしシューマッハ、4回のピットストップ、タイヤ交換、給油でトップ快走とは・・・たしかにガソリン少なめで走り、タイヤのおいしいところを使い切る前にピットインで給油も少なめでピットアウト、上手くいけばあとはシューマッハの走りでトップにもなれるわな。それにしても結局はシューマッハ。退屈極まりない。まぁ途中バリチェロ、バトン、トゥルーリの3位争いはちょっと面白かったし最終周最終シケインでのバリチェロトゥルーリのインをついて3位に上がったのは良かったけれど。全体的に面白みも何も無いレースでした。