マンガもパクりパクられ。。。

ITmediaニュース:漫画の表現盗用、2chの指摘で絶版・回収に

 講談社が出版した漫画家の作品が、別の漫画家の表現に酷似しているとネット掲示板2ちゃんねる」で指摘があり、同社は10月18日、盗用だったとして謝罪し、この漫画家の単行本を絶版・出荷停止にしたことを明らかにした。

 指摘によると、末次由紀さんの少女漫画「エデンの花」「君の白い羽根」に、井上雄彦さんの「スラムダンク」「リアル」などに酷似したシーンが見られるという。

私自身この漫画家は知らなかったのでこの某掲示板で騒動になっていたり、もしくはニュースを見るまでは知らなかったのであまりたいそうな事は言えないのですが、正直運が悪かったな、と。運が悪かったって言うのは語弊があるが、ここにきてやはり某掲示板の力の強さって言うのか、影響力はあるんだなってのか。

ここで思い出したのが、某ラジオ番組の1コーナーで自分の書いた詩を歌にするコーナーで発表された詩を切っ掛けに写真集やエッセイなどに書いた詩が他の歌手の歌詞の盗用だと某掲示板で指摘されたのが大事となって謹慎せざるを得なくなって、その事が今でも尾を引っ張っている某アイドル歌手の事を思い出した(言うまでもがな、ですね。なっちです)。

両方とも言えるのはお互いに一度は編集者や出版社の手をを通っているってこと。おかしいのはその段階で盗用しているんだって事を気が付いてやれなかったのかなあって、その編集なり出版社なりの甘さを指摘するのがあまりいないってこと。もちろん今回の漫画家さんやなっちの事にしても少なくともプロで食べている訳だから盗用ってことはあまりあってはならないこと。アマチュアの同人誌じゃないんだから。そういう指摘があればまず作家の方に矛先がいくのは当たり前なんですね。でも少なくとも我々の手元にそれが届くまでの間には何人もの間を通ってきている訳だから誰かが指摘する様な人間はいなかったのか、疑問だ。そこでストップがかかっていればこんなおおごとにならずにすんだと思うのですが、甘いですかね。事実「気づかなかった」って言うのはお互いプロとしては正直失格と言わざるを得ないでしょうね。

私もその世界を少しかじった事があるので良く解るのですが、有名な漫画家の作品を模写したりする事は良くあること。写真集でもチラシの写真でも何でも最初の頃は良くそれを模写したりして練習したりしていたさ。アマチュアのうちはそれでいいと思うのですが、そのポーズをヒントにする事は良くあってもまるまるすぐにそれと分かる様な模写の仕方は少なくともお金を貰ってするプロの仕事じゃないと思いますね。最近の漫画界の事は正直良く解らないのですがこういう事ってもはや日常茶飯事なんでしょうか。今回は某掲示板で派手に叩かれていたからアレですが、もしかしたら単にスケープゴートにされたのかもしれませんね。連載中止、単行本も出荷停止、あまつさえ絶版とはかないませんなぁ・・・。