F1第18戦日本グランプリ決勝まとめ
予選日の雨模様とは打って変わって晴天に恵まれた鈴鹿サーキット、F1日本グランプリ決勝。その晴天はホンダ、トヨタ勢には厳しいものとなった。ポールポジションのR・シューマッハは3ストップが裏目に出てバトンも同じくタイムも上がらず、トゥルーリは佐藤琢磨とシケインで絡み、その琢磨は・・・言わずもがな(泣)琢磨はその攻撃的で思い切りの良いドライビングは今のドライバーに無いものでその存在は貴重とも言えるのですが、それはかつてのマンセルやチェザリスの様にユニークさを伴うものではなく(それはそれで問題なのですが)冷静さを欠いた深刻なものとなっている。だからこそ琢磨にとってここまで問題となっているのであって、今ここで来季に向けたドライビングをしなくてはいけないのに未だにこのようなドライビングをしているのはやはり問題があると言わざるを得ない。前にも書いたが私はその琢磨のドライビング自体は買っているのであとはどうにかして冷静に走ってもらいたいものではある、そうすれば結果は自然と付いてくるのだから・・・ホント来年も走ってほしいなぁ、と。
逆にアロンソ、ライコネン、フィジケラなど今年の選手権を彩った中心的存在のドライバーはまさにここぞとばかりに世界の力を見せつけたと言っても良いだろう。その内容も正に今季のベストレースと言った感じだろう。アロンソはワールドチャンピオン獲得からその呪縛から解き放たれたかの様な本来の荒っぽい走りを披露し、ライコネンはそのマクラーレンの早さを活かしラスト5周で猛然と追い上げあと1周でフィジケラをパス、またここにF1史上に残る素晴らしいパスを魅せてくれた。正に世界の走り。今回鈴鹿に駆けつけた観客にとっても非常に満足のいく全体のレースの内容だったのでは、と思います。
決勝リザルト
1. 9 K.ライコネン マクラーレン メルセデス M 1h29'02"212 Km/h
2. 6 G.フィジケラ ルノー M + 0'01"633 207.203 Km/h
3. 5 F.アロンソ ルノー M + 0'17"456 206.592 Km/h
4. 7 M.ウェバー ウィリアムズ BMW M + 0'22"274 206.406 Km/h
5. 3 J.バトン B・A・R Honda M + 0'29"507 206.128 Km/h
6. 14 D.クルサード レッドブル コスワース M + 0'31"601 206.048 Km/h
7. 1 M.シューマッハ フェラーリ B + 0'33"879 205.961 Km/h
8. 17 R.シューマッハ トヨタ M + 0'49"548 205.362 Km/h
9. 15 C.クリエン レッドブル コスワース M + 0'51"925 205.272 Km/h
10. 12 F.マッサ ザウバー ペトロナス M + 0'57"509 205.059 Km/h
11. 2 R.バリチェロ フェラーリ B + 1'00"623 204.941 Km/h
12. 11 J.ビルヌーブ ザウバー ペトロナス M + 1'23"221 204.087 Km/h
13. 18 T.モンテイロ ジョーダン トヨタ B 1 lap(s)
14. 20 R.ドーンボス ミナルディ コスワース B 2 lap(s)
15. 19 N.カーティケヤン ジョーダン トヨタ B 2 lap(s)
16. 21 C.アルバース ミナルディ コスワース B 4 lap(s)
17. 8 A.ピッツォニア ウィリアムズ BMW M 44 lap(s)
18. 16 J.トゥルーリ トヨタ M 44 lap(s)
19. 10 J-P.モントーヤ マクラーレン メルセデス M 53 lap(s)
20. 4 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 53 lap(s)
モントーヤは1周目最終コーナーでビルヌーブと接触コースアウト、そのまま激しくクラッシュ。ビルヌーブは後に決勝リザルトに25秒のタイム加算のペナルティ。琢磨はトゥルーリとの接触の原因を作ったとして問題を重要に受け止め今レースの成績を抹消されてしまう。
フジテレビでは鈴鹿でのF1中継を初の生放送にトライしてみせた。が、残念ながらCMが異常なまでに多く臨場感や継続性は損なわれてしまった。基本的なミスも多く実況中だったりリプレイも入っているのにそれを断ち切ってCM入りしてしまう事も多くそういう面でも残念な生放送となってしまった。琢磨がトゥルーリと接触、順位を下げるととたんに実況などが琢磨琢磨言うのを止めてしまったのには笑ってしまった(というか、呆れた???)。正直。
EXILEの国歌斉唱、ファンには悪いのですがアノ羽織袴姿はなにやら田舎の成人式の姿の様でいまいちイケて無かったョ(失礼)次からはもっと声の通るそれでいて透き通った感じの女性シンガーに唄ってほしい感じもするが・・・。