めざまし調査隊が「やらせ」
asahi.com: フジテレビの情報番組でやらせ 知人に失恋話を依頼 - 文化・芸能
フジテレビは8日、朝の情報番組「めざましテレビ」の中で、フリーの契約ディレクターが知人らに頼んで作り話を事実のように放送していたと発表した。同局はディレクターとの契約を解除し、8日付で情報制作局の取締役局長を減俸、番組プロデューサーら2人を減給処分にした。
問題があったのは、番組中で、身近な疑問にこたえる「めざまし調査隊」というコーナー。
4月4日放送分では、花見をする女性が恋人にふられた話をする様子を放送。しかし女性はディレクターの知人で、失恋の事実はなかった。昨年7月29日放送分は、暑さ対策で部屋のカーテンや枕を青に統一する話を取り上げたが、実は知人に依頼していた。同年5月17日には、妻からのお守りを付けて草野球をする男性を取り上げたが、お守りはディレクターが用意していた。
ディレクターは02年から番組に参加。同局は3件以外にも問題がなかったか調査する。
同局はこのコーナーを7日放送分で打ち切り、「視聴者の信頼を裏切る結果となり、大変申し訳ございません」とのコメントを出した。
また、フジテレビか!!
と、言いたい所ですが・・・なんでしょうか、いつからテレビにおける「やらせ」がこれだけ重大事かの如く報道される様になったのは。そしていつからテレビがただのほんの少しの作り事も許されない程リアル指向になって来たのは。確かにプロジェクトXの様なドキュメンタリー番組とかニュース番組等でそれこそ「やらせ」とか嘘っぱちな放送をしたならそれは真っ先に叩かれるべきなのだが、今回のケースではニュースワイド番組の中のニュースとは縁も所縁もない単なる1コーナーに過ぎない放送での出来事。今回分かった放送内容を見るに付け、別に「やらせ」であろうとそうでなかろうと特に問題ないない様な気がしますけど。それどころかテレビ番組の「やらせ」も認められない程世の中が余裕が無くなって来ているのかと思うと、テレビのこれからが本当に危なくなって来ている様な感じさえします。制作側も作り話をどうにか膨らまして面白く見せようと思って大変苦労しているんでしょうが、どうもそれと世間の求めるモノとが上手くかみ合ってない様な気もします。まぁ「やらせ」という意味でよくいろんな番組を見てみるともっとひどいモノも沢山ありますけれどね。ていうか、正直やらせ無しで番組制作なんて成り立たないでしょうね。馬鹿正直にバラエティなんか作ってみせても面白くも何ともないだろうし。だから作るんならもう少し上手く作れ、とそんな所でしょうか(なんか無責任)。