F1第6戦モナコグランプリ決勝まとめ

現代F1にて唯一の公道を使用した(サーキットと公道の併用なら他にもあるが)、伝統のモナコグランプリ。その独特の雰囲気で私も非常に好きなサーキットなんですが、その公道サーキットの特性で非常に抜きにくいサーキットとしても有名だが、それ故に過去に幾多もの名場面をも生み出す事となっているのも事実。
今年からレース中はタイヤ交換禁止(パンク時にはパンクしたタイヤのみ、天候が変わったときの場合はもちろんOK)、というルールがあるため今年はある意味非常に荒れたレースとなった様だ。レース後半ルノー車の2台アロンソフィジケラともども(おそらくタイヤの異常摩耗のおかげで)タイムが上がらなくなりそれらの後ろに他車が数珠繋ぎとなるあたりから俄然レース的に面白くなる。アロンソにアタックするハイドフェルドまたはウェバー、フィジケラにアタックするトゥルーリ(素晴らしいパッシングシーンでしたが無理をし過ぎたかも)。数々の名場面がこのレースで生まれた。これがモナコ。何が起こるか最後まで全く分からない、気の抜けないレースとなった。そんな中、今回も独走状態だったのがマクラーレンキミ・ライコネン。ポール・トゥ・ウィン。ランキング的もアロンソ49ポイントに対しライコネン27ポイントで2位に浮上、ただアロンソも確実にポイントを取って来ているので気は抜けない所。フェラーリも状況さえかみ合えばタイム的にはそこそこ悪くはないので、ただやはりポイントを取らなくては話にならないので選手権的には今年はどうなの、って感じですか。
次戦ヨーロッパグランプリからはBAR・ホンダがレースに復帰してくるが・・・なにやらすでに取り残された感じで今年は・・・でも出来るだけ上位に入って欲しい所ではあるが。
(決勝結果)
1 K.ライコネン マクラーレンMP4-20・メルセデス 78周 1h45'15"556
2 N.ハイドフェルド ウイリアムズFW27・BMW 78周 13"877
3 M.ウェバー ウイリアムズFW27・BMW 78周 18"484
4 F.アロンソ ルノーR25 78周 36"487
5 J.モントーヤ マクラーレンMP4-20・メルセデス 78周 36"647
6 R.シューマッハー トヨタTF105 78周 37"177
7 M.シューマッハー フェラーリF2005 78周 37"233
8 R.バリチェロ フェラーリF2005 78周 37"570
9 F.マッサ ザウバーC24・ペトロナス 77周 1LAP
10 J.トゥルーリ トヨタTF105 77周 1LAP
11 J.ヴィルヌーヴ ザウバーC24・ペトロナス 77周 1LAP
12 G.フィジケラ ルノーR25 77周 1LAP
13 T.モンテイロ ジョーダンEJ15・トヨタ 75周 3LAPS
14 C.アルバース ミナルディPS05・コスワース 73周 5LAPS
(以下リタイヤ)
V.リウッツィ レッドブルRB1・コスワース 59周 DNF
P.フリーザッハー ミナルディPS05・コスワース 29周 DNF
D.クルサード レッドブルRB1・コスワース 23周 DNF
N.カーティケヤン ジョーダンEJ15・トヨタ 18周 DNF