F1第5戦スペイングランプリ決勝まとめ

まず最初に断っておくと今回のグランプリはBARホンダのポイント剥奪、スペイン・モナコ出場停止騒ぎに翻弄されてしまった時点で終わってしまったと感じました。BARホンダ、バトン車がレース終了後の車検にて車両最低重量を下回っていた事に端を発するレース車両の疑惑から始まった今回の顛末なのですが、実際最初の段階ではシロだったのですがFIA側はそれをクロと判断、サンマリノGPでのバトン3位(6ポイント)佐藤琢磨5位(4ポイント)剥奪、2レース出場停止、そしてまたチームは今後1年以内にもしルール違反を繰り返した場合、6ヶ月の選手権出場停止という裁定が下ってしまいました。チーム側は最後までレースへの出場の可能性を探っていたらしいのだが・・・なににせよ後々になって揉めるのは気持ちが良いものでは無いですね。とりあえずBARホンダはまた気持ちを新たにしてレースに望んで欲しいものである、が、これでまた去年の様にバトンのチーム移籍問題が再燃しなければ良いけれど。
レースの方はマクラーレンライコネンがポール・トゥ・ウイン。他車を寄せ付けぬ力強い走りでトップを独走、強いマクラーレンが帰ってきたという印象でした。今回のサーキットの特性上抜きつ抜かれつというバトルは少なかったが所々でチームメイト同士のバトルが展開されていてそれはそれで見応えがあった。地元スペインのアロンソ、残念ながらライコネンに及ばず2位チェッカー。それでも地元の盛大なる声援の祝福を受けていました。その堅実な走りが選手権を戦う上で後々大事になってくる。トヨタの3位4位というのも重要。サンマリノで復活したフェラーリシューマッハ。しかしスペインはタイヤにも厳しいサーキット、今レースは不運にも2度にも及ぶタイヤのパンクにより戦線離脱を余儀なくされてしまった。バリチェロ車も振るわず早くも今季のフェラーリに黄信号?
(決勝結果)
1 K・ライコネン    マクラーレンメルセデス M 1:27’16.830
2 F・アロンソ     ルノー          M   27.652遅れ
3 J・トゥルーリ    トヨタ          M   45.947遅れ
4 R・シューマッハ   トヨタ          M   46.719遅れ
5 G・フィジケラ    ルノー          M   57.936遅れ
6 M・ウェバー     ウィリアムズ・BMW   M 1’08.542遅れ
7 J−P・モントーヤ  マクラーレンメルセデス M     1周遅れ
8 D・クルサード    レッドブルコスワース  M     1周遅れ
9 R・バリチェロ    フェラーリ        B     1周遅れ
10 N・ハイドフェルト  ウィリアムズ・BMW   M     1周遅れ
11 F・マッサ      ザウバーペトロナス   M     3周遅れ
12 T・モンテイロ    ジョーダン・トヨタ    B     3周遅れ
13 N・カーティケヤン  ジョーダン・トヨタ    B     3周遅れ
(以下リタイア)
J・ビルヌーブ   ザウバーペトロナス   M 51周(メカニカル)
M・シューマッハ   フェラーリ        B 46周(パンク)
C・アルバース    ミナルディコスワース  B 19周(メカニカル)
P・フリーザッハー  ミナルディコスワース  B 11周(スピン)
V・リウッツィ    レッドブルコスワース  M  9周(スピン)